クレジットカードには各種の保険が付帯されている。付帯されている保険の種類や内容についてはクレジットカードによって違うが、年会費のある一般カードでは海外旅行傷害保険やショッピング保険が付帯されているのが標準となっている。特に海外旅行傷害保険は国際ブランドのある国際カードでは、付帯されているケースが多く保険料を節約できるメリットがある。
1. カード盗難保険
カード盗難保険はほとんどすべてのクレジットカードに自動的に付帯されている基本的なサービスだ。クレジットカード会員はたとえ第三者が利用した場合でもクレジットカード利用代金を支払う義務があるが、カード盗難保険が適用される場合に限って、その支払義務は免除される。ただしカード盗難保険はクレジットカードを盗まれたり、紛失したりして不正利用された場合に適用されるが、クレジットカード会員に過失があった場合は適用除外となる。
クレジットカード会員の過失にはクレジットカードへのサイン漏れ、クレジットカードの保管場所が不適切といったケースがある。クレジットカードは常に財布などに入れて携帯しておく必要がある。また、キャッシングを悪用された場合もカード盗難保険の対象外となる。これは第三者に推測されやすい暗証番号を登録したり、暗証番号を知られたりといったことも過失とみなされるからだ。
一部のクレジットカード会社では年会費無料のカードでは盗難保険を付帯していない場合もあるが、その場合でも同様の基準で調査が行われ、カード会員に過失がなければクレジットカード会社が被害金額を負担する。
2. 海外旅行傷害保険
海外旅行傷害保険は海外で傷害により死亡したり、後遺障害を負ったりした場合に保険金が支払われる死亡・後遺障害補償がメインとなる。しかし、実際に海外旅行で役に立つ補償は治療費用や携行品損害補償などである。同じクレジットカード会社のカードを何枚持っていてもこれらの補償は合算されないが、クレジットカード会社が違う場合は死亡・後遺障害以外の補償は合算されて支払われる。そのため海外旅行傷害保険の補償を充実させ、保険料を節約するために複数のクレジットカードを持つことが有効だ。
海外旅行傷害保険はクレジットカードを持っているだけで自動的に付帯される自動付帯と、旅行代金や交通費などをクレジットカード決済することで適用される利用付帯がある。自動付帯のクレジットカードを1~2枚、利用付帯のカードを1枚持っているだけで補償金額は充実する。年会費無料だからといって多くのクレジットカードを持っていても利用付帯のカードだけでは保険が適用されないため意味がない。かといって年会費のあるクレジットカードを複数持つことは節約の意味がないので、補償金額と併せてバランスよく持つことが節約につながる。
3. 国内旅行傷害保険
国内旅行傷害保険は海外旅行傷害保険に比べると付帯されているクレジットカードは少なく、補償内容も死亡・後遺障害だけといったケースも多い。そのうえ、利用付帯が多いので海外旅行傷害保険ほどのメリットはない。ただし中には年会費無料でも付帯されている場合もあるので、そういったクレジットカードを1枚持っていれば安心だ。その場合は入院・通院補償なども補償されているクレジットカードを選ぶことが必要だ。死亡・後遺障害だけではクレジットカード会員にはあまりメリットがないからだ。
4. ショッピング保険
ショッピング保険は動産総合保険と呼ばれている保険で、クレジットカードで購入した商品が破損、盗難にあった場合の被害金額を補償する。一般的に購入から90日以内の補償期間で免責金額3,000円が設定されているのが標準だ。ショッピング保険を申請する場合にはクレジットカード伝票の控えが必要になる。そのため特に高額商品の場合、保険適用期間中にはきちんと保存しておくことが万一の場合に役立つ。
5. その他の保険
クレジットカードによっては他社にはない保険が付帯されていることがある。たとえばシートベルトをしていて交通事故で死亡・後遺障害となった場合に補償されるシートベルト保険や、航空便が遅延したときに宿泊費などが支払われる航空便遅延損害補償などがある。またゴールドカードや女性向けクレジットカードなどにはそれぞれ特徴のある保険も付帯されているので、クレジットカードを選ぶときには付帯保険も参考にするといいだろう。
・クレジットカードをランキングして比較する場合、サイト管理者の主観で行われる。だから本当に自分にとって得するカードかどうかはサービス内容をよくチェックして判断する必要がある。クレジットカード比較は自分が必要としてるサービスを比較するのが原則。
・年会費無料のクレジットカードを比較する場合はそれ以外のサービスを比べる前に条件付きの無料かどうかを見てみよう。条件付き年会費無料のカードは他のサービスも充実しているのでお得。
・ゴールドカードは2極化が進んでいる。20代向けの年会費が安いものとサービスの質を高めた高級志向のものが発行されている。セディナから新しく発行されたPremiumやAXUなどは高級志向のゴールドカードだ。既存のセディナカードゴールドとは明らかに傾向が違う。
・クレジットカードの現金化だけはおすすめできない。詐欺だからだ。詐欺罪で訴えるためには業者とカード会員を訴えることになるので、クレジットカード会社がためらっているだけに過ぎない。違法行為であることには間違いがない。
・クレジットカードを銀行系、流通系、信販系と分けることは今ではあまり意味が無いことだ。流通系のサービスを提供していても実際は銀行子会社という事が多いからだ。提供しているサービスで区分する方が分類としては適切かもしれない。
・共通ポイントと呼ばれているTポイントやPontaもクレジットカード機能付きのカードが発行されている。メインカードに電子マネー機能を付帯して、サブカードで共通ポイントを貯めると効率がいい。共通ポイントはクレジットカード決済しなくても付与されるからだ。